※初心者でもわかる作曲理論!これから音楽を始めたいという方へ…

私が初めてギターを買ったのは中学生の時でしたが、その頃は買って満足してほとんど弾いていませんでした笑高校生になって友人と初めてバンドを組み、そこからちょっとずつ有名なバンドの曲をコピーしたり、オリジナルの楽曲を作ったりして、これまで音楽を楽しんできました。

どんな人でも初めのうちは初心者ですし、どこから手を付けたら良いのかわからないという方も多いと思います。例えば、ギターを買ってはみたものの、はたして何を勉強したら良いのかわからないとかですね。本を買って読んでみても、難しいことばかり書いてあって、読む気になれないという方もきっといると思います。

ギターを弾くのはもちろん色々なバンドの曲を練習してみるのも楽しいですが、自分でも曲を作ってみたいと思ってギターを始めてみるという方も多いと思います。学生の頃なんか、仲の良いメンバー同士で話しているうちに、バンド組んでみない?なんて話に発展したことがある方もいるでしょう。オリジナルの曲を作ってバンドとして人気になりたい、バンドを始める方は一度はそう思ったことがあるはずです。

しかし、先ほども言いましたように、ギターなどを始めてみると、初心者のうちはどこから手を付けたらよいのかわからないという方も多いと思います。また、オリジナルの曲を作りたいと思っても、作曲理論なんて全然わからないし、それこそ何から学んだら良いのかわからないとかですね。

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ピアノとかを小さいころからやっている方なら音階スケール)についてもご存知かと思いますが、それまで楽器に触れたこともないという方からすると、音階とか本当に漠然と意味不明なものに感じますよね笑私もピアノを習ったこともなかったので、スケールとか音階とか初めて見た時は謎すぎました。

また、自分がまだ高校生で初心者だったころ、初めてオリジナル曲を作ってみた時は、作曲理論なんて勉強しないまま作りました。何か良いなというメロディーを考えて、コード表からこれかな~っていう感じのコードを選んで、つけてみてよしOK!みたいな笑今思うとよくそれで大丈夫だったなという感じですよね。ダイアトニックコードとかもよく意味の分からないまま使っていました。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回の記事ではこれからギターを始める方、またはギターを使って作曲をしてみたいという方のために、初心者でもわかる作曲理論について説明していきたいと思います。もちろん、ギターを持ってなくて、何も楽器を弾けないという方も是非読んでみてください。音楽は自由です。皆さんが良い楽曲が作れるように基礎的な部分を詳しくまとめていきたいと思います。

どこから手を付けたら良いの?これからギターを始める方へ!

作曲理論についてまとめる前に、まずはこれからギターを始める方、または始めたばかりの初心者の方は、いったいどこから手を付けたら良いのかということについて簡単に説明します。

説明しますと言ってもそんなにいうこともないですし、私自身全然偉そうに言えるほどのものでもないのですが笑、ギターはもちろん1人で弾いてても楽しいですが、やはり友達とスタジオなどに入ると、よりギター、そして音楽というものが楽しくなります。

なので、教本をみながらCのコードはこれで、Dmのコードはこれで、なんていちいち覚えずに、まずは1曲やる曲を決めて、ある程度練習したら、とりあえずスタジオに入ってみましょう。スタジオって、なんだか初めて入るときはすごくドキドキしますが、音量を気にせずギターを弾けますし、やはり、バンドメンバーとあわせるというのは、一人では得られない面白さがあります(^^)

1人で音楽を始めるという方も同様です。コード表なんてとりあえず覚えなくて良いので、まずは課題曲を決めて、それに使われているコードを体で覚えてみるようにしましょう。そのうち、左手をみなくても自然と手がその形を覚えて押さえられるようになります。右手のストロークも、なれたら自然とできるようになります。

初めてスタジオに入るとなると、ちょっと焦るのが、アンプの設定や、マイクを繋ぐミキサーの設定ですよね。特に、初心者だけでバンドを組み、スタジオに入ってみると、ちょっとマイクの音でねんだけど?どうやんのこれ?ってことになりかねません笑私も初めてミキサーをいじったときは、何をどうすれば音が出るのかわかりませんでした。

そういう時は、恥ずかしがらずにスタッフの方にお願いして設定をしてもらってください。流れとしては、ミキサーのスイッチを入れて、おおもとのボリュームを上げて、あとはマイクにつないだシールドを指した部分のGain、音量を調節してあげれば出るような感じなのですが、各スタジオによってちょっと設定が異なる場合もありますので、遠慮せずにどんどんスタッフにきいてみましょう。誰もが初めは初心者ですので、遠慮する必要はありません。

そして、何曲かコピーをしたりして、ちょっとギターを弾くことになれてきたら、今度は是非作曲に挑戦してみましょう。別に作曲というのは、ギターがすごく上手くならなければしてはいけないというものではありません。簡単なコードさえ押さえられるようになればできますし、むしろギターなんか弾けなくても作曲はできます。

初心者でも大丈夫!作曲理論ってどんなもの?

さて、ではここから、初心者にもわかりやすいように作曲理論について詳しくまとめていきたいと思います。作曲理論と言っても私も全部を知っているわけではありませんが、とりあえず、「作曲をする」ということが漠然と難しいもののように感じてしまう方も多いと思うので、実はそんなことないんですよということが伝えられればなと思います。

初めてオリジナル曲を作ろうとなったとき、いったい何から手を付けたら良いのか分からないという方は多いでしょう。また、作曲理論をどこまで勉強すれば作曲ができるのか、とりあえず、難しいことは後で良いから、最低限知っておいた方が良いというところだけ教えてほしいという方も多いはずです。

結論から言うと、作曲の仕方としてやってはいけないことは基本的にはありませんし、作曲理論を知らなくても作曲はできます。例えば、ふとした瞬間に良いメロディーが思い浮かんだら、それはれっきとした作曲です。

ただ、そうやってできたメロディーも、実は様々な作曲理論におさまるメロディーになっているはずなんです。どんなメロディーにも、それを作った人がよほど変わった感性の持ち主でなければ、必ず基本となる高さ、すなわち「キー」が存在しているはずです。また、キーが分かれば、そのメロディーがどのスケールにあてはまるのかということもわかります。

ここで、キー、スケールとはなんやねんという話になりますが、これを詳しく知りたいという方は、一度以下の記事に目を通してみてください。カラオケでもよく「キー」を変えるなんて言いますが、それがどういうことなのか簡単にわかるはずです。

作曲理論におけるキーのお話!全然意味わからんていう人集まれ~

ここではそのキー、及びスケールについて簡単に説明したいと思いますが、キーとはすなわち、ある曲における基本となる高さのことを言い、大体の曲は、曲の出だしの音の高さ、及び最後の音の高さが、その曲のキーになっています。

もし、これまでに何曲かコピーしたことがあるよという方は、最期にじゃら~んとギターを弾いて終わる曲があれば、その最期のコードを見てみてください。もしそのコードが「C」のコードであれば、その曲の「キー」はおそらく「C」であるはずです。

例えば、スピッツの名曲、「空も飛べるはず」は、キーがCの曲で、最期はCのコードで終わります。そのコードをひくと曲が終わったな~と感じるコード、そのコードの「ルート音」が、曲のキーなんです。

ルート音とは、あるコードを構成する音の中でその基本、根幹の音となるもの。「C」のコードは「ド、ミ、ソ」という3つの音で構成されていますが、このうち最も低音の「ド」がルート音ということになります。ギターを弾いている方ならご存知の方がほとんどだと思いますが、「ドレミファソラシド」は、英語では「CDEFGABC」と書きます。

キーが「C」であるとは、キーは「ド」であるということであり、「Cコード」とは、そのルート音がCのコードということなんですね。単純な「Cコード」は「ド、ミ、ソ」の3つの音で構成されていますが、Csus4、Cadd9などのコードは、ルート音がCということには変わりありませんが、それ以外の構成音に違いがあるということなんです。

話がそれてしまいましたが、もしあなたがメロディーから先に考えて作曲するというやり方をするのであれば、まずは、そのメロディーのキーを見つけることが大切です。つまり、最後に弾いてみて終わったなと感じるルート音を見つければいいんですね。そのルート音が「ド」ならキーはCということになり、ルート音が「レ」なら、キーは「D」ということになります。

そして、もしその曲のキーが分かったら、今度はそれぞれのキーの中で定められている、「ダイアトニックコード」を使ってコードを付けていきましょう。では、そのダイアトニックコードとはいったい何なのか、ということについて次に詳しく説明していきたいと思います。

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ダイアトニックコードっていったい何?スケールってどんなもの?

先ほど、スケール(音階)の説明をしていませんでしたね。もう別記事の説明の方をご覧になってくださった方もいるかも知れませんが、スケールにはいくつか種類があります。そして、おそらく私たちにとって最も身近なスケールが、メジャースケールというものです。

この「スケール」とは、一言でいうと、ある特定の規則によって集められた音の集団のことを言います。そして、その規則というのが、メジャースケールでは「全全半全全全半」と定められています。そして、そのメジャースケールの中で最も私たちにとってなじみ深いものが、「ドレミファソラシド」なんです。

「全全半全全全半」の「全」と「半」は、もちろん音の間隔の「全音」、「半音」を意味しています。「ドレミファソラシド」では、下の図のような意味ですね↓

私たちにとって「ドレミファソラシド」というのは非常に基本的な音の集団のように感じてしまいますが、実はこのスケールは、数あるうちの1つのスケールにすぎません。

例えば、この「ドレミファソラシド」のことを、Cメジャースケールというような言い方をするのですが、では、Dメジャースケールはどのようになるのかというと、それは下の図のようになります。

どうですか?全然なじみがないですよね?実は、私たちはドレミファソラシドというものを当たり前のように1つの音の集団として何となく覚えていたわけですが、それは数あるうちの1つのスケールにすぎず、実際には各音においてそれぞれのメジャースケールというものがあるのです。

では、これがいったいどこで重要になるのかという話になるのですが、実は、曲のキーが分かれば、そのスケールもわかるよという話をしました。つまり、曲のキーがCであるとわかれば、その曲はCメジャースケールの曲、と言えるということなんですね。

そして、その曲のスケールが分かれば、その曲に合う「ダイアトニックコード」が分かります。このダイアトニックコードとは、簡単に言うと「そのスケールの中の音で構成されたコード」ということができ、そのスケールで作られたメロディーに綺麗に合わせることができるコードなんです。

例えば、Cメジャースケールにおけるダイアトニックコードは、「C、Dm、Em、F、G、Am、Bm(♭5)」となっています。それぞれの構成音を楽譜に表すとこんな感じです↓

実際にこれを聞いてみると次のようになります。C→Dm→Em→F→G→Am→Bm(♭5)の順に流れます。

もし、メロディーが完成して、いよいよコードをつけていくとなったら、基本はこのダイアトニックコードを用いてコードを付けていくことになります。ちなみに、曲のキーが変われば、それに合うダイアトニックコードは変わってきます。

また、初心者であればとりあえずはこのダイアトニックコードを使ってコードを付けていけば、なんとかコードをつけることができると思うのですが、実際には、なんかこのコードじゃねんだよな~ということもあると思います。この、コード理論については以下の記事でもっと詳しくまとめていますので、気になる方は是非ご覧になってみてください。

※コードっていったい何?作曲理論におけるコードの重要性とは…

キー、スケール、コードへの知識を深めれば、作曲の幅が広がります!

今回の記事では、音楽初心者、作曲初心者の方に最低限知っておいてほしい作曲理論の話として、キーやスケール、そして、ダイアトニックコードなどのコードについて詳しくまとめました。

実際の作曲の仕方としては、「メロディーを作る」→「キーを決定する」→「ダイアトニックコードを参考にコードを付ける」→「ダイアトニックコード以外のコードも使ってみる」というような感じで、曲を作っていけば、その曲に独特な雰囲気を持たせたりすることも難しくないと思います。

これ以外のやり方としては、先にコード進行を考えてしまって、あとからメロディーをつけるという方法もあります。しかし、まだ慣れていないうちは、メロディーの方から考える方がやりやすいでしょう。

また、「キーを決定する」と書いたのは、先にメロディーを作ったとしても、そのキーは変えることができるからです。カラオケの例について説明しましたが、「曲のキー」は変えることができます。自分の声の高さに合ったキーに設定して、それからコードを付けていくようにすると良いでしょう。

最期まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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