作曲理論の重要なとこ!メジャー・マイナースケールのお話!

この記事をご覧になってくださっている方はどんな方なのかな。中学生なのか、高校生なのかわかりませんが、とにかく、この記事をご覧になってくださっている方の中には、まだ音楽を始めたばかりの方もいると思います。

ギターが少しずつ弾けるようになってくると、自分でも作曲に挑戦してみたい!と思う方はきっと多いはず。でも、作曲理論て少し難しいのかな~と不安になる方も、結構いるのではないでしょうか。

また、作曲理論を勉強したいと思っても、いったいどこから覚えたら良いのかわからないという方もいるでしょう。とりあえず、CとかDmとか、超基本的なコードはいくつか知っているけれど、それをどうやって作曲に使ったら良いのかわからないというよう人もいるかも知れません。または、それすらも知らない方もいるかもしれないですね。

結論からいうと、本当は作曲理論なんて知らなくてもだれでも作曲はできるんですよ。こちらの記事でも説明しましたが、本来音楽というものは自由なものなんです。作曲理論を知らなければ、作曲してはいけないなんてことはありません。

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例えば、1日以内に、どんなものでも良いから鼻歌で歌を創作してくださいと言われたら、作曲理論を知らなくても、まあなんとかAメロ、Bメロ、サビまでは作れますよね。これも立派な作曲です。というよりも、アーティストの多くが、そうやって思いついたメロディーから曲を作っていくんじゃないかな。

でも、そういった曲をさらにアレンジしたり、より良いものにするためには、やはり作曲理論というものが必要になってくるんですね。というより、何となく思いついたメロディーであっても、実はそれは作曲理論の中のどこかの理論に収まるメロディーラインになっているはずなんです。

ここで重要になってくるのが、(音階スケールというお話です。この、スケールについて、まずは簡単に以下の記事でまとめていますので、全く知らないという方はまずはそちらをご覧になってみてください。

作曲理論におけるキーのお話!全然意味わからんていう人集まれ~

そこで今回の記事では、そのスケールというものが何となくわかっているという前提で、メジャースケールと、マイナースケールという、2つのスケールについて詳しくまとめていきたいと思います。

おさえておきたい作曲理論!メジャースケール、及びマイナースケールとは?

まず、スケールというものがどんなものなのかということについて説明した記事の方をご覧になっていただけましたでしょうか?その記事で説明したことを、ここで改めて簡単に説明してみます。

まず、スケール(音階)とは、特定の規則によって集められた、1つの「音の集団」のことをいいます。例えば、「ドレミファソラシド」が、その規則によって集められた1つの集団の例ですね。そして、その規則とは、「全全半全全全半」という音の開きであるということも説明しました。

つまりこういうことです↓

そして、この「全全半全全全半」という規則によって集団化した音を、実はメジャースケールと呼ぶということも説明しました。また、これに対して、「全半全全半全全」という規則によって集団化したものを、マイナースケールと呼ぶ、というところまで説明しましたね。

つまり、「ド」の音を起点として始まるメジャースケールというものが、私たちがよく知る「ドレミファソラシド」ということになります。ちなみに、その「ド」を起点として始まるマイナースケールがこちら↓

え~。なんか全然なじみがないですね。なによこれ…って感じです。笑

ちなみに、マイナースケールと言えば基本はこの「全半全全半全全」ですが、実はこのマイナースケールには、ナチュラルマイナースケールハーモニックマイナースケールメロディックマイナースケールという3つのものがあります。

そして、いま画像で説明したこの「全半全全半全全」という規則で選ばれる音は、【ナチュラルマイナースケール】と呼ばれているものになります。他の2つは後半の部分がちょっと違うんですよね。ちなみに、ハーモニックマイナースケールは、「全半全全半短3度半」となっていて、メロディックマイナースケールは、「全半全全全全全」となっているんです。

うおーん。って感じです。でも、とりあえずはここまで覚える必要はないでしょう。音楽の道を極めたい方なら、そのうちこういうスケールも使いたくなるのかな。

ちなみに、スケールには今説明したもの以外にも、またいくつかのものがあります。私たちは知らない間にドレミファソラシドが基本的な並びとして覚えてしまっているわけですが、実はそれ以外にも色々なスケールがあるんですね。そう考えると、音楽というものは果てしなく無限に生み出されるもののようにも感じます。

つまりまとめますと、メジャースケールとは、「全全半全全全半」という規則によって選ばれた1つの音の集まりであり、マイナースケールとは、基本は「全半全全半全全」という規則によって選ばれた1つの音の集まりのことを言います。

そいで、メジャースケールとマイナースケールっていったいなんなのさ…

はい、メジャースケールとマイナースケールががどんなものなのか、概念的には何となくわかったはずですね。つまり、どういう規則で選ばれた音を使うのか、っていう話です。

例えば、この曲はCメジャースケールの曲だね~ってなったら、その曲は、基本的には「ドレミファソラシド」という音を使った曲になってますよ~ってことです。また、Dメジャースケールの曲だね~ってなったら、その曲はDを起点として「全全半全全全半」という並びになっている、「レミファ♯ソラシド♯レ」という音を基本としてできた曲になっているというわけですね。

ちなみに、ここではCとかDとかを分かった前提でお話していますが、「ドレミファソラシド」は、英語では「CDEFGABC」と表記します。ギターなどをやっている方ならおなじみですね(^^)

また、メジャースケールとマイナースケールの1番の違いは、そのスケールを使ってできる曲の雰囲気にあるということがしばしば言われます。具体的には、メジャースケールを使ってつくった曲は明るい雰囲気の曲になり、マイナースケールを使って作った曲は、暗い雰囲気の曲になるといわれています。

ちなみに、これから初めて作曲に挑戦をする!という方からすると、メジャースケールを使って曲を作る、ということはちょっと意味不明な感じがしますよね。理論的に曲を作るなんてどういうことやねん~と。

ただ、もしあなたが鼻歌から曲を作りたいとなった場合で、もうすでにメロディーができているという場合、そのメロディーは、大体の場合は、どこかのメジャースケールか、どこかのマイナースケールにおさまっているはずなんです。もし、そのメロディーが明るくて元気が出るようなものであるなら、メジャースケールだろうと予想がつきます。

そして、そのメロディーの出だしの音、または最後の音がどの高さの音なのか分かれば、それがどのメジャースケールの曲なのかということも目星がつきます。スケールについて説明した記事でも説明しましたが、たいていの場合は、あるメロディーの出だし、そして最後の音の高さは一致し、それがその曲のキーになっているんですね。

キーとはその曲の基本となる高さ、CメジャースケールであればそのキーはCであり、Dメジャースケールなら、その曲のキーはDであるということも説明しました。

そして、そういったスケール内の音でできたダイアトニックコードを使えば、簡単にメロディーにコードをつけることも可能です。ダイアトニックコードについては、とりあえずは以下の記事を参考にしてください。また別記事でも改めて詳しくまとめていきたいと思います(^^)

※超簡単な作曲理論の話!ダイアトニックコードってこんなやつです!

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長調、短調とは?ハ長調ってなんなの?

ここまでメジャースケール、マイナースケールについて詳しくお話してきましたが、この言い方は、実は日本語的では無いんですね。メジャースケール、マイナースケールは、それぞれ日本語でいうところの長調短調とほぼ同義なんです。

例えば、Cメジャースケールと言ったら、これは日本語でいうところのハ長調なんですね。また、Aマイナースケールと言ったら、これは日本語でいうところのイ短調、ということになるんですね。

はい、ここで「ハ」とか「イ」とかってなんやねん!ってなる人もいると思います。実は、日本語では、「ドレミファソラシド」は、「ハニホヘトイロハ」と書くんですね。ハ長調とか意味わからんって思っていた方も、これで納得なのではないでしょうか。

ちなみに、ドレミファソラシドというのは、本来はイタリア語であり、これを英語で表記したものが、CDEFGABCであり、それを日本語で表したものが、ハニホヘトイロハということなんですね。

つまりこういうこと↓

  • ドレミファソラシド(イタリア語)
  • CDEFGABC(英語)
  • ハニホヘトイロハ(日本語)

でも、何でこれって英語ではCから始めて、日本語ではハから始めるんでしょうね。気にしなくても問題ありませんが、ABEDEFG、イロハニホヘトの方が何となく覚えやすい気がするのに。なんだか理由があるっぽいですが私はよく知らないです笑

ちなみに、ハニホヘトイロハだから、楽譜についているくるくるした記号はト音記号っていうんですね。そのくるくるした部分の中心で交わる直線が、ト音、つまり「ソ」の音ですよ~ってことです。これは皆さんもご存知ですかね。

ちなみにこれはソを英語で表す「G」が変形してできたものなんだとか、この他にも、低音領域を表す記号としてヘ音記号とかもありますが、これもそのちょっとくるってしたところがヘ音、つまり低音のファですよ~ってことなんです。ピアノやっている方にはおなじみなんでしょうね。左手で弾くような低音範囲はヘ音記号で表されて、右手で引くような高音範囲はト音記号で表記するのが一般的なんです。

後、C♯とD♭って実質同じ音ではありますが、楽譜に表記するときには、どちらかに統一するんですって!私もよく知りませんが、メジャーキーがC♯の曲である時には、それを「嬰ハ長調」と言い、D♭の場合は「変ニ長調」と言うらしいです。はああああんって感じです。

この記事をここまで読んでくださっている方の中にそんなん常識やんけっていう人いるのかな。多分いませんよね。うんうん←

まとめ

今回の記事では、作曲理論を知るうえで重要な部分のお話である、メジャースケールとマイナースケールについて詳しくまとめました。

これまで、スケールとか、長調とか意味わからんという感じだった人も、これでおーいえーってなってくれたんじゃ無いでしょうか?ほとんどの楽曲が、その基礎となる音、つまり「キー」があり、そのキーの音を起点として始まるスケールにおさまってますよ~ってことなんですね。

ギターを使って作曲したいぜ!ってなった場合、こういったスケールについて何となく理解しておくと、コードとかをつけるのもだいぶ楽になるのではないかと思います。スケールが分かれば、そのスケールで許されるダイアトニックコードが分かりますからね。でも、ダイアトニックコードをどう動かせばよいのか、というのは何となくここまでは説明していませんでした。

ということで、このダイアトニックコードの動かし方については、また別記事の方で詳しくまとめていきたいと思います。最期まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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