※トニック?ドミナント?和音を使った作曲理論のお話!

このブログでは、これまでにキーやスケール(音階)、コード(和音)ってどんなものなのかといったことや、コード進行などの作曲理論について初心者の方でもわかりやすいようにまとめてきました。特に、キーやスケールを理解することは、作曲をする上ではとても大切です。

もしまだ見てないという方で、よく知らないという方がいらっしゃいましたら、是非一度以下の記事に目を通してみてください。カラオケでよくキーを変えるっていうけど、それってどういうこと?Cメジャースケールの曲ってどういう意味?ちょっとよくわからないよ~という方は、以下の記事に目を通していただければ簡単に理解していただけると思います。

作曲理論におけるキーのお話!全然意味わからんていう人集まれ~

ギターなどを弾き始めて、少しずつ慣れてくると、ほとんどの方がちょっと自分でも作曲がしてみたいなと思うのではないかと思います。また、バンドを組むという話になると、オリジナルの楽曲で演奏したいってみんな思いますよね(^^)

でも、作曲をすると言っても、いったいどこから手を付けたら良いのかわからない。このブログではそんな方のために、初心者でもわかる作曲理論のお話を簡単にまとめていけたら良いなと思います。

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作曲をするとなった場合、その方法としては、大きく分けると主に2つの方法があるのではないかと思います。

その2つとは、

  1. 自分が思いついた良いと思えるメロディーに、後からコードを付けていく方法
  2. 先にコード進行を考え、そこに後からボーカルのメロディーを当てはめていいく方法

の2つです。しかし、いずれの方法をとるにしても、コードを使った作曲理論を学ぶことはとても大切です。そして、ここで特に重要になってくるのが、トニック、ドミナントなどと呼ばれるコードの存在なのです。このトニック、ドミナントがどんなものなのかわかると、作曲の幅は広がり、ぐんと作曲自体が楽になります。

ということで今回の記事では、トニック、ドミナント、さらにサブドミナントといった、各スケールにおける主要な和音の存在に関する情報について詳しくまとめていきたいと思います。

ダイアトニックコードとは?作曲理論の基礎ともいえるコードがこちら!

さて、では早速ドミナントやトニックなどについて説明をしていきたいところなのですが、この記事をご覧の皆さんは、そもそも「ダイアトニックコード」呼ばれているコードの存在をご存知でしょうか?

あったりめ~だろ!という方は読み飛ばしてしまっても構いませんが、何かあるのは知っているけれど、よくわからないという方のために、ここで改めてダイアトニックコードについて簡単に説明をしておきたいと思います。

ダイアトニックコードとは、簡単に言うと、ある曲の「キー」が決まっているときに、そのキーの曲の中で違和感無く使うことができるようなコードのことを言います。

キーが決まっているときに、というとちょっと違和感があるかもしれませんね。最初に紹介した記事の中で詳しく説明しているのですが、どんな曲にも、その基準となる高さ、すなわち「キー」というものが必ず存在しています。

曲の途中で少しキーが変わることもありますが(特に曲の最後のサビで全体の音程を上げるときなど、サスケの「青いベンチ」などもその1つ)、ある区間のメロディーを聞いてみて、そこに特に違和感を感じることが無ければ、そのメロディーは、必ずある高さの音を基準としたメロディーになっているんです。

そして、私達が耳にする曲の多くは、その「キー」となる高さの音を基準として、「全全半全全全半」という開きのある音を構成して作られており、このような音の集団を、「メジャースケール」と言います。ここまでは、最初に紹介した記事の中でお話しましたよね?まだ読んでいなくて、ここで初めて聞いたという方からするとちょっと???となっている方もいるかも知れません。

すなわち、キーがCの曲、つまりキーが「ド」の高さである曲というのは、その「ド」の高さを起点とした「全全半全全全半」の音、すなわち「ドレミファソラシド」という音を使うと、その曲を違和感なく仕上げることができるのです。

「ドレミファソラシド」という音の集団は私たちにとっては非常になじみ深いものの1つですが、実はスケールにはこれ以外にも色々なものがあり、「ドレミファソラシド」はその中の1つにすぎません。そして、キーが「D(レ)」である曲の中で「ドレミファソラシド」を使うと、その「音」によっては聴いていて違和感を産む原因になるものもあります。

たとえば、Cメジャースケールは、「ドレミファソラシド」ですが、Dメジャースケールは、「レミファ♯ソラシド♯レ」なんです。図で表すと、それぞれ以下のようになります。

Cメジャースケール

Dメジャースケール

つまり、Dメジャースケールの曲の中では、Cメジャースケールの中の音と、かぶっているものとかぶっていないものがあります。そして、かぶっていないような音、例えば「ファ」の音をDメジャースケールの曲の中で使ってしまうと、なんだか今の音ちょっと変じゃない?ということになってしまうのです。

カラオケなどにいくとよく曲のキーを変える人っていると思うのですが、これはつまり、こういった音の集団を、そのままそっくり上に動かしたり下に動かしたりしている、ということなんですね。つまり、Cメジャースケールの曲の音をそっくりそのまま「全音分」上げると、それはDメジャースケールの曲になるということです(^^)

さて、スケールというものがどんなものか、なんとなくわかっていただけましたでしょうか?ちなみに、スケールには、今お話した「全全半全全全半」で定められるメジャースケール以外にも、「全半全全半全全」で定められるナチュラルマイナースケールというものなどもあります。また、それ以外にも色々な規則によって定められるスケールというものが存在しており、実は「ドレミファソラシド」というのは本当に数あるスケールの中の1つにすぎないんですね。

ただ、そういったスケールを全部知る必要はとりあえずはありませんし、普通に曲を作りたいということでしたら、メジャースケールだけ理解すれば特に問題はありません。なので、この記事ではまずは、そのメジャースケールというものを覚えてしまいましょう。普段耳にする曲の多くは、このメジャースケールにあてはまるものですので!

さて、前置きが長くて何を話そうとしていたのか忘れてしまいそうでしたが笑、じゃあ、ダイアトニックコードとはなんやねんという話でしたね。

まず、コードとはいくつかの音でできた和音のことを言うのですが、ダイアトニックコードとは、各スケールの音だけを使って構成されたコードのことであり、それゆえにあるキーの曲の中で使っても違和感が無いようなコードのことを言います。例えば、Cメジャースケールにおけるダイアトニックコードは、3和音の場合は「C、Dm、Em、F、G、Am、Bm(♭5)」の7つとなっており、これを譜面に表すと以下のようになります。

Cの構成音は「ド、ミ、ソ」、Dmの構成音は「レ、ファ、ラ」、Emの構成音は「ミ、ソ、シ」、Fの構成音は「ファ、ラ、ド」、Gの構成音は「ソ、シ、レ」、Amの構成音は「ラ、ド、ミ」、Bm(♭5)の構成音は「シ、レ、ファ」です。どうですか?全部Cメジャースケールの中の音でできていますよね?(^^)

ちなみに、途中に出てくる「m」というのは、メジャースケールが「全全半全全全半」であるということがまた関係してくるのですが、簡単に言うと、構成音の中の真ん中の音が半音低いですよ~というようなことを意味しています。

何から半音低いのかというと、これは通常のDコードの構成音と比べれば一目瞭然なのですが、普通のDのコードというのは、「レ、ファ♯、ラ」の3つの音から成り立ちます。しかし、Dmの場合は、その真ん中の音が「ファ」となっていて、半音分低いんですね。

実際には音は「度数」というものでも表記されるので、ここら辺のことを知らないとちょっと「?」となるかもしれません。ちなみに、「ド」の音を基準とした場合、度数で考えると各音の呼び方は以下のようになります。

つまり、「m(マイナー)」というのは、真ん中の音が長3度か、短3度かという違いなんですね。この表では「C」を基準にしているのでちょっとわかりにくいですが、「D」を基準にすると、長3度が「ファ♯」で、短3度が「ファ」なんです。

また、上の表でわかりやすく説明すると、通常の「C」コードは「ド、ミ、ソ」ですが、「Cm」のコードの構成音は、「ド、ミ♭、ソ」ということです。

また、先ほど説明したダイアトニックコードの中の最後のコードはBm(♭5)となっており、何やら「♭5」という謎なものがついているわけですが、これは「シ」の音を基準とした場合に、(3つ目の構成音である)5度の音が半音低いということを意味しているんですね。単純な「Bm」のコードは「シ、レ、ファ♯」から成り立つのですが、Bm(♭5)は「シ、レ、ファ」から成り立つというところから、それが分かっていただけると思います。

ちょっと内容が理解しにくくなりそうなので、ここで簡単にまとめますと、まず基本的に3つの音の和音の場合には、その和音は、「1度、3度、5度」の音から成り立ちます。しかし、その3度が長3度なのか、または短3度なのかということや、5度の音が完全5度なのか、減5度なのか、というところで、コードの名称は変わってくるというわけなんですね(^^)

mとか♭とかが何もついていない「CDEFGAB」というコードはそれぞれのルート音(基準となる音、つまり「ドレミファソラシ」)を基準(1度)として、それに加えて長3度、完全5度を合わせて成り立つもの、と定められています。このような決まりがあるからこそ、その基準から外れる音があると、「m」とかをつけなければならなくなるということなんです。

それでは最期に、相性が良いとされる「C、Dm、Em、F、G、Am、Bm(♭5)」、つまりダイアトニックコードと、純粋なCからBまでのメジャーコード、「C、D、E、F、G、A、B」を比較した音声を聴いてみましょうか。

上が「C→Dm→Em→F→G→Am→Bm(♭5)」で、下が「C→D→E→F→G→A→B」です。

どうでしょうか?上のCメジャースケールという決まりの中の音を使って構成されたコードの場合には、それが気持ちよく流れていく感じがしますが、下の構成音にばらつきがあるものはなんだか少し違和感を感じますよね?このように、作曲をする上では「スケール」というものを意識することが大切で、ダイアトニックコードは何なのかということを知る必要があるのです(^^)

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トニック、ドミナントとは?ダイアトニックコードの中にも主要なものとそうではないものがあるんです!

はい、見出しにも書きましたように、ダイアトニックコードの中にも、実は主要なものとそうではないものがあります。

ダイアトニックコードは各キーにおいて7つあることは説明しましたが、実はこの中でも、特に重要とされるコードが3つあり、その3つのコードのことを「主要3和音」と言います。そして、Cメジャースケールの場合、その主要3和音は「C、F、G」の3つであり、これらの3つをそれぞれ、トニック(T)、サブドミナント(SD)、ドミナント(D)と言うんです。

ちなみに、ダイアトニックコードは、基本となる音からそれぞれ、

「Ⅰ、Ⅱm、Ⅲm、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵm、Ⅶm(♭5)」

と表記されますが、このうち「Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ」が主要3和音ということになります。なので、Cメジャースケールの場合には、

トニックは「C」、サブドミナントが「F」、ドミナントが「G」

ということになりますが、Dメジャースケールで考えた場合には、

トニックは「D」、サブドミナントは「G」、ドミナントは「A」

ということになります。(Dメジャースケールのダイアトニックコードは、D、Em、F♯m、G、A、Bm、C♯m(♭5)の7つです)

つまりこういうこと↓(実際にはC♯メジャースケールも間にあるよ!)

ちなみに、トニック、サブドミナント、ドミナントと3つあるから主要3和音ということではありませんのでご注意を!これは、3つの音でできた和音(3和音)のうち、主要なものであるという意味で主要3和音と言っています。なので、それ以外の4つのコードは、まとめて副3和音と呼ばれます。

主要なものとそうでないもの、というような言い方をするとなんだか副3和音がかわいそうな気持ちになってしまいますが笑、この副3和音ももちろん重要なものなので是非作曲の際には使ってあげてください、というか基本は使うことになります多分笑

ただ、やはり曲を作るうえで特に重要になってくるのがトニック、サブドミナント、ドミナントの3つであり、これが無ければ曲が盛り上がりませんし、曲が終わる感じもしません。特に、キーがCの曲なのに、トニックであるCを使わずに曲を作るなんてことはありえないでしょう。

さて、話がちょっとそれてしまいましたが、では、なぜこの3つが主要3和音といわれているのか、それぞれの特徴を簡単に説明すると次のようになります。

  • 【トニック】:落ち着いた響きを持っており、曲の始めと最後で使われる。ダイアトニックコードの中のどの和音に進んでも違和感がない。
  • 【サブドミナント】:トニックかドミナントの両方に進む性質をもつ。カノン進行がまさにその良い例。
  • 【ドミナント】:トニックに進む性質をもつ。だいたいサビの手前のコードはこのドミナントです。

はい、ではキーがCであるとして、1つ1つ説明していきたいと思います。キーがCの場合は、ダイアトニックコードは「C、Dm、Em、F、G、Am、Bm(♭5)」でしたね。そしてこのうち、Cがトニック、Fがサブドミナント、Gがトニックです。

まず、このうち、トニックであるCは曲の最初と最後によく使われます。特に、曲の終わりのコードはトニックであることが多く、トニックのコードを鳴らすと、終わったな~という感じがします。違う言い方をすると、最後のコードがCで終わる曲というのは、その曲のキーがCであるということでもあります。(それで終わったな~と感じるなら笑)

キーがCである場合のサブドミナントは「F」ですが、これはトニックである「C」と、ドミナントである「G」の両方に進む性質をもちます。先に書きましたが、カノン進行と呼ばれるコード進行の中にまさにこの例があります。ちなみにカノン進行は、キーがCである場合には「C→G→Am→Em→F→C→F→G」となります。後半の「F→C→F→G」の部分は、まさにサブドミナントがトニックとドミナントの両方に進む性質があるという良い例ですね。あとで音源のせますのできいてみてください!

また、最後が「G」で終わっていますので、この後にトニックである「C」が続くと、一連のコード進行が終わったな~という感じがします。そして、そのようなドミナントからトニックへのコード進行は、「ドミナントモーション」という呼び方で知られています。

では、言葉で説明してもちょっとわからない部分もあると思いますので、実際にこういった説明が良くわかるコード進行を聴いてみましょう、といって音源をのせようと思ったのですが、その前に、カノン進行の中の「Am」と「Em」の役割について説明しないといけませんね。

実は、ダイアトニックコードの7つのコードは、3つの主要3和音と、4つの副3和音というグループに分けられるというお話はしましたが、この、副3和音の4つは、それぞれ主要3和音のいずれかのものの代わりとして使うことができるという性質を持っています。

そのため、その4つの副3和音のことを、「代理コード」とも言ったりします。そして、それぞれの副3和音がどの主要3和音の代わりをするのかというのは、以下の図のようになります。

主要3和音はスリーコードとも言います。これは、ブルースの曲について語る上では欠かせない用語なんですが、それについてはまた別の記事でお話します。

では、これらを踏まえたうえで、以下の音源を聞いてみましょう。以下の音源は、先ほど説明したカノン進行に、Cをたして終止感を持たせたものです。

つまり「C→G→Am→Em→F→C→F→G→C」ということで、トニック、サブドミナント、ドミナント、そしてそれらの代理コードの性質を理解すると、このコード進行がなぜ心地よく聞こえるのかという理由が分かりますね。また、最後に「G→C」のドミナントモーションを加えることで、一連の流れに終止感が生まれています。

どうですか?なるほどな~ってかんじですよね!笑

コード進行の作曲理論を知らなくても作曲ができる理由とは?

ここまで詳しく説明してきましたように、作曲をする上では、ダイアトニックコードの存在と、その中の1つ1つの性質を理解することが非常に重要になってきます。

しかし、実際はこういったコード進行の作曲理論を知らなくても、多くの方が何か良いメロディーを考えたりすることは可能です。例えば、もしコード進行の作曲理論を知らなくて、楽器なんて弾いたことが無いという方でも、鼻歌で自分だけのメロディーを考えたりすることはできますよね?

しかし、実際はそういったメロディーも、実は後からコードを付けていくと、それは今回お話したような理論に基づく進行になっているはずです。(その人の感性がよほど変わっていなければそうなるはずです。特に、そのメロディーを聞いた人がみんななんだか良いメロディーだな~と感じるならほぼ間違いなくそのメロディーにつけられるコード進行は、今回お話した理論に基づいたものになるはずです。)

では、これは一体どうしてなのか、考えてみると不思議な話ですが、もし今あなたがコード進行の理論などをまだ知らなかった状態であったとしても、実際はその理論を説明できないだけで、頭の中では、どのようにメロディーを繋げると曲が盛り上がるのか、または落ち着いていくのかということを実はよくわかっているんですね。

皆さんにもきっと自分が好きな曲って色々あると思うのですが、そういう曲の多くは、メジャースケールにあてはまる曲なんです。なので、言わずもがなそういう曲のコード進行はこういった理論に基づいたものになっているため、私たちは感覚的にどのようなコード進行が望ましいのかを分かっているわけなのです。

なので、まるでギターやピアノなどの楽器を弾いたことが無いという人でも、普段色々な曲を耳にしているのであれば、作曲自体はすることができるんですね。ただ、そこにコードを付けようとなった場合には、この記事で説明したようなコードを使った作曲理論を知っておくと、コード進行を付けるのも特に難しいことではないよ、という意味で、今回の説明を覚えておくときっと役に立つのではないかと思います(^^)

まとめ

今回の記事では、作曲理論のお話として、ダイアトニックコードにおける主要なコードである、トニック、サブドミナント、ドミナントなどに関する内容をまとめました。

ダイアトニックコードというものの存在は知っているけれども、その中のコードにはそれぞれどのような性質があるのか知らなかったという方は、是非今回の記事でお話したことを覚えておいてください。

キーとスケール、そしてダイアトニックコード、及びそれらの中のコードにはどのような性質があるのかということが分かれば、作曲は非常にしやすくなります。メロディーから曲を考えた場合でも、サビ前のコードはドミナントになりやすく、サビの始まりはトニックで始まりやすいということが分かるだけでも、何も知らない状態からすると非常にコードがつけやすくなりますよね。(つまり、ドミナントモーションはそういった要所で使われやすいということですね)

こういった作曲理論を何となく理解して笑、皆さんも是非色々な曲を作ってみてください。それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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