
ギターなどを弾き始めると思うのが、自分でも作曲してみたいなということ。
1人で音楽をやるにしろ、友達とバンドを組んで音楽をやるにしろ、続けていくうちに思うのが、オリジナルの曲を作ってみたいということですよね。私も高校生の時に初めてオリジナルの曲を作りましたが、コピーをするのとはまた違った面白さがそこにはありました。
でも、高校生の時には作曲理論なんて本当にちんぷんかんぷんで、全然覚えようともしませんでした。今思うとよく曲ができたな~って感じです。田舎の小さなスタジオの中では1番大きな部屋を借りて、友達をできるだけ呼んで演奏したりしました。すっごく緊張しましたが、今となっては良い思い出です。
閃光ライオットにも応募しました。デモ音源の審査が通ったので、東京で二次審査として審査員の前で歌ったのですが、本当に緊張しましたね~。ていうか、よくデモ音源通ったなって感じですよ。良い経験になりました。
閃光ライオットを知らない方のために説明すると、閃光ライオットは主に高校生以下のバンドが出場できるバンドの甲子園みたいなやつです。初代優勝者がGalileoGalilei。私が大好きなバンドでした。つい最近解散してしまいましたが…(´;ω;`)他にはねごととかも出てましたね。やっぱ上位に食い込む人たちには半端ないセンスを感じます。
さて、今回の記事では、作曲理論のお話として、コード進行について詳しくまとめていこうと思います。ギターを弾くと、このコードというものをじゃかじゃかひくようになるわけですが、このコード進行の中には、知っておくとすぐ使えるような便利なものが色々とあるんですね。
前回の記事では、作曲理論のダイアトニックコード編ということで、Cメジャースケールにおけるダイアトニックコードについて簡単に説明しました。ギターなどの楽器を弾いたことが無い方からすると、Cメジャースケールとはなんぞやって話ですが、簡単に言うと7つの和音、すなわちC、Dm、Em、F、G、Am、Bm(♭5)を覚えてしまえばとりあえず曲はつくれちゃいますよ~って話でした。
詳しいことは以下の記事をご覧になってみてくださいね(^^)それでは、今回の記事ではコード進行について色々と詳しく見ていきましょう。
→※超簡単な作曲理論の話!ダイアトニックコードってこんなやつです!
すぐに使えるコード進行とは、作曲理論をよく知らなくても曲はできちゃいます!

作曲理論て、たぶんめちゃくちゃ奥が深いと思うんですよね。でも、作曲をするのには、モーツァルトとかバッハとか、世界的に有名なアーティストの方達が持っているような知識を蓄える必要はありません。というか、最低限の知識は必要ですが、あとは勉強よりもギターを実際に弾いてみたり、何よりやってみるということが大切です。(と私は思います)
簡単な曲であれば、そもそも作曲理論なんて何も知らなくても、いくつかのコード進行を覚えるだけで簡単に曲はできてしまいます。それでは、今回の記事では、Cメジャースケールにおいて使えるいくつかのコード進行について詳しく見ていきましょう。
ちなみに、Cメジャースケールにおける7つのダイアトニックコードがこちら↓

C→Dm→Em→F→G→Am→Bm(♭5)の順に弾いてみるとこんな感じです↓
さて、では本当に今挙げた基本の3つの音だけでできているダイアトニックコードを使って曲を作ろ~となった場合、どんなコード進行が使いやすいのか、いくつか挙げてみましょう。
- C→Am→Dm→G
- C→Em→F→G
- Em→Am→Dm→G
- F→Em→Dm→C
- F→G→Em→Am
- Am→F→G→C
- C→G→Am→Em→F→C→F→G
- C→F→G→C
他にも色々あるかもしれませんが、とりあえず主要ないくつかのものだけ挙げておきます。また、それぞれの流れだけを聴いてみてもふ~んて感じになっちゃうと思うので、実際にこの中のいくつかのコード進行を使って、曲っぽい流れにしてみましょう。
というわけで、今回は上に示したものの中から、1と3と7を使って、曲っぽくつなげてみました。1→3→7の順に流れます。単純につなぐだけではつまらないので、途中ちょっとだけアレンジを加えていますが、ほとんどはそのまま1→3→7です。
どうですか?なんだかもうこれだけで曲っぽいですよね?そして、こういったコード進行に合った歌のメロディーをつければ、もうそれはあなただけのオリジナルの曲になってしまう、というわけなんですね!(^^)
ちなみに、この音声ファイルの最初のコードはCであり、最後のコードもCで終わっています。このように、Cメジャースケールのコードを使って曲を作るときには、その基本となるCコードで始まり、Cコードで終わると、なんだか綺麗に始まって、綺麗に終わったような感じになるんですね。
カノン進行とは?誰もが好きになる魔法のコード進行を覚えておこう!

実は、さっき載せた音声ファイルの中でも使ったのですが、上で説明した7番目のコード進行、C→G→Am→Em→F→C→F→Gは、カノン進行と呼ばれ、とても使いやすいコード進行として知られています。
そして、このカノン進行は、みんなが知っているような名曲の中でも使われています。その中でも特に有名なのが、スピッツのチェリーですね。ちなみに、チェリーを知らない人はいませんよね?…笑
スピッツのチェリーはこちら↓久しぶりに聞いても良い曲だ~
この曲のAメロ、「君を忘れない、曲がりくねった道を行く、産まれたての太陽と、夢を渡る黄色い砂」の部分が、まさにカノン進行になっているのがお分かりでしょうか?
まず、このカノン進行だけを聞いてみてください。
次に、これに先ほどの歌詞の部分のメロディーをのせます。
はい!思いっきりカノン進行ですね!そしてこのAメロはカノン進行に合った非常に良いメロディーです(^^)
このように、コード進行の中には、どんな人が聴いてもなんだか良いな~という王道のパターンがあります。皆さんも是非色々なコードを組み合わせて、自分だけの黄金パターンを作ってみてはいかがでしょうか?
ただ、そのためには、トライアドのダイアトニックコード以外も使う必要がありますね。作曲理論について色々と学ぶには避けては通れない道ですが、でも、とりあえずは先に説明した7つのダイアトニックコードだけでも曲は作れます。
作曲理論について色々勉強する前に、まずは簡単なコードを使って曲を作ってみて、作曲が楽しいものなんだということを是非実感してみましょう(^^)
作曲の仕方は自由です!是非、あなただけのオリジナルの曲を作ってみてください!

今回の記事では、簡単な作曲理論の話ということで、Cメジャースケールにおけるダイアトニックコードを使ったコード進行にはどのようなものがあるのか、ということについて詳しくお話しました。
ただ、これはまた後でお話しますが、実際は、例えばカノン進行自体が、Cメジャースケールにおいてのみ許されているコード進行というわけではないんですよ。キーを変えたとしても、そのキーの中のダイアトニックコードを同じようにつなげれば、それもカノン進行なんです。(あたりめえだ!(゙ `-´)/ってぶっ叩かれそう…)
ということで、次回の記事では作曲理論のお話の中でも重要な、「キー」についてお話したいと思います(^^)
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