
バンドを組んでみたくて音楽を始めるという方はきっと多いと思います。実際、バンドで曲を演奏するのは、1人で弾き語りをしたりするのとはまた違った面白さがありますしね。また、一生懸命練習をして、曲に一体感が出た時は、本当に音楽って楽しいな~ってすごく思います。
しかし、プロのバンドのコピーをやるだけではなく、オリジナルの曲を作って活動するとなると、楽しいことばかりでは無いこともあります。特に、作詞作曲を担当する方はなかなか大変です。もちろん、作曲をするのは楽しいのですが、どこまで自分で作りこんで良いものなのか悩むこともありますし、作った曲に対してダメだしされる覚悟もしておかなければなりません。
そのバンドでどこを目指したいのか、ここがポイントになってきますが、プロ志向でやりたいという場合なら、そういう問題は避けて通れない道でしょうね。私はバチバチのプロ志向で活動していたことはないのですが、バンド活動をするうえで失敗したこともありますし、へこんだこともありました。
そこで今回の記事では、バンドで活動をしていくにあたって気を付けたいことや、バンドで曲を作る際の作曲のコツなどについてお話していきたいと思います。
バンド活動をするうえで注意したいこととは?私の失敗がこちら…

まず、バンドでオリジナルの曲を作って活動するというのは、まだしたことが無い方からすると非常にわくわくする話だと思います。私が初めてバンドを組んだのは高校に入ったときだったのですが、これからバンド活動をするというのが非常に楽しみでした。
私の場合は、バンドを組んで初めのうちはコピー曲を練習して、ある程度まとめられるようになったら、オリジナルの曲の制作に取りかかりました。ただ、このオリジナル曲の制作にあたって、1つ失敗したことがあったんです。
私はその当時ギターボーカルを担当していて、初めてのオリジナル曲の制作も私が作詞作曲を担当することになったのですが、そもそも作詞作曲をするのが初めてだったので、「バンドで曲を作る」ということの意味をまるで理解していませんでした。というのも、作詞作曲をするにあたって、Aメロなどでリードギターに弾いてほしいメロディーも私が作ってしまったんですよね。イントロのメロディ―なども私が考えました。
作詞作曲をしていると、なんだか色々なアイデアが浮かんできてしまって、どうしてもそれをひいてほしいなと思ってしまったんです。これが失敗だったのですが、実はその後、そのリードギターを担当していた子がバンドを脱退したいと言い出し、そして実際に脱退してしまいました。
当時4人でバンドを組んでいたのですが、その中ではそのリードギターの子が一番仲が良かったので、これは大分へこみました。本人からすると、私が勝手にメロディーなどを考えて、その子の意見を取り入れなかったというのが、すごくショックだったんでしょうね。ただ、今は普通に会えば楽しく話せるのでそれっきりというわけではないのですが、今思うと本当にひどいことをしてしまったなと思います。ちなみに、自分はその友人がそれに大してそんなにショックを受けているなんて思いもしていなくて、いきなりの脱退表明に本当にびっくりしました…
もちろん、そのバンドによってやり方には違いがあると思うので、一概には作曲の仕方に正解はないと思います。メンバーの1人が完全に曲を作りこんでしまうというのも、ありと言えばありです。しかし、だったらバンドで活動する必要はないですよね。バンドをやるうえで重要なのは、やはり全員がそれぞれ意見を出し合って1つの作品を作ることだと思うんです。
でも、これが非常に難しい…作詞作曲を担当するというのは、楽しいと同時にへこむことも多いです。
作詞作曲を担当する方へ!へこんでもめげないでください

まず、作詞作曲を担当するなら、どんなに頑張って作った曲でも、ダメだしされることは覚悟しておかなければならないでしょう。私はバンドを組んでオリジナルの曲を作って活動している期間がありましたが、色々意見されて、へこんだことは何回もあります。
でも、本当はそれこそがバンドで活動するということの醍醐味でもあるんですけどね。ダメだしされると言っても、頭ごなしに否定されるというわけではないんです。例えば、それこうした方が良くない?とか意見されるということです。でも、私からすると、それが確かにそっちの方が良いと思えることもあれば、自分で考えたものの方が良いと思う部分もあったりして、論争になったりするわけです。
ただ、そういった意見を取り入れることによって、確かに良くなったなと私自身思うものもありました。でも、それだけは譲れないという部分もありました。ちなみに、私が言われた意見の中でなかなかショックだったのが、「2番いらなくない?」とかですね笑
メロディをカットするとかならわかるんですけど、歌詞とか丸ごと捨ててしまうというのは、そもそも私が考えた歌詞のメッセージ性とか色々否定されたような気がして、ぬーんてなりましたね。笑思ったことをズバズバいうタイプの方だったので、たびたび論争をしていました。
そして、結果私は1人でやった方が気楽だな、と思いました。笑またそれがこのブログを立ち上げた1つの目的でもあります。
そういう意見を取り入れながらバンドメンバー全員で1つの曲を作っていく、というのは、確かにとても勉強になる部分もたくさんあるのですが、その分大変なことも多いですね。また、メンバーの中にちょっと苦手な方とかいるとそもそもやりずらいですし…
なんていうと、これからバンドを始めるという方からするとおいまじかよ…ってなっちゃうかもしれませんね。笑あくまで、そういうこともあるよ、という程度に考えておいてください。
バンドで活動をする際の作曲のコツとは?

ここまで、バンドで活動をするにあたって注意してほしいこと、覚えておいてほしいことを私の経験から個人的な主観で書かせていただきましたが、ではバンドで活動をする、作曲をする際に、その作曲のコツにはどんなものがあるのかお話したいと思います。
まず、作曲のコツと言えるかどうかはわかりませんが、ここまでの話を振り返ってお話すると、バンドで活動をしていくのであれば、メンバーの意見を取り入れることは非常に大切です。ここまでの内容のまとめのお話のようになりますが、バンドで曲を作るというのは、その曲の中にメンバーそれぞれの個性を取り入れるということなので、意見を出し合いながらも、なるべく相手の意見を尊重した曲作りをして、自分以外のパートに口を出しすぎないように注意です!
あと、作曲のコツとしては、なるべく各パートがそれぞれ目立てるように周波数帯の調整も重要ですね。これは、メンバーが増えるほど重要になってきます。
例えば、3ピースバンドとかならあんまり気にすることもないのですが、5人とか6人とかでバンドを組むなんてことになると、周波数がかぶって誰かの楽器の音が聞こえづらくなったりします。高音の楽器が2つとかあるなら、リズムギターはなるべく高音を抑えるなどの工夫をしないと、なんだか全体的にわちゃわちゃしているだけのバンドになってしまいますので、注意してください笑
あと、バンドとして活動をしていくなら、だれか1人が作詞作曲を担当するのでなくて、他にも何人か曲を作れる人がいると良いかもしれませんね。そうすると、曲もすぐに増やせますし、バンド活動もしやすくなると思います。
もう一度言いますが、バンドで活動をするということは、メンバー全員で1つの音楽を作るということです。これからバンド活動を始めるという方は、様々な意見を良い意味でぶつけ合って、そのバンドの個性が表れたかっこいい曲、人を感動させられるような曲を作れるように頑張ってください(^^)
まとめ

今回の記事では、バンド活動をしていくにあたって注意したいことや、バンドで曲を作る際の作曲のコツなどについて詳しくまとめました。
バンドで活動をしていくのであれば、楽しいこともあれば、最初はなかなかうまくいかないということもあります。色々な意見を出し合いながら、自分たちにはどんな曲作りの仕方が向いているのか、その終着点が見つけられるように頑張って活動に取り組みましょう。
また、練習ももちろん大切ですが、なるべくライブなどの経験を増やしていくのも大切です。コンテストやライブハウスでライブなどを行い、経験をどんどん増やしていきましょう(^^)
また、これから初めて作詞作曲を行うという方で、そのために必要な知識などを何も知らないという方は、一度以下の記事を読んでみてください。作曲をするうえで重要な「キー」や「スケール」について詳しくまとめています
→作曲理論におけるキーのお話!全然意味わからんていう人集まれ~
今回の記事は以上になります。最期まで読んでいただきありがとうございました。
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